2012.6/6.

山口県立萩美術館 アール・デコ 光のエレガンス  by ts

ただ今、開催中の展覧会、アール・デコ 光のエレガンスを見に山口県、萩市にある山口県立萩美術館・浦上記念館に出掛けてきました。ギャルリーオルフェからもラリックの作品を数点貸し出しているので、いいチャンスだと思い、思い切って、天気がすごくよかったこともあり、無謀にも車で出掛けることにしたのですが、なんと到着までに7時間半かかりました。午前中に京都で所用があった為に出発は正午すぎになりました。山陽道から中国縦貫道、萩小郡道を経由して旅館に着いたのは7時半をまわっていました。

さて、翌日はまず、メインの目的である美術館に向かいました。着いてびっくり、ものすごくモダンでかっこいい建物です。萩だから、もっと日本建築を思わせるクラッシックなスタイルを想像していたのですが、いい意味で期待をすっかり裏切られました。それもそのはず、1996年に日本を代表する建築家丹下健三のデザインだそうです。長く伸びた宙に浮いたような二階部分がとても印象的なメタリックな建物です。

ラリックのカーマスコット、勝利の女神を使った入り口のポスターに期待が膨らみます。この特別展の入り口は二階です。階段を上がると入り口です。

美術館内は残念ながら、撮影はできないので、以前にこの展覧会の監修をされている、池田まゆみ先生に送っていただいた写真をお見せします。

ちょうど、展示室のちょうど真ん中にトウキョウのシリーズを使ったテーブルセッティングがありますが、その上にラリックのシャンデリア、アルジェが吊られています。実はこれ、オルフェのものなのですが、とにかく重い作品でとても天井に取り付ける事ができなくって、ずっとばらばらのまま、倉庫に何年も眠ったままでした。やっと日の目を見たとおもえば感慨ひとしおでした。やわらかな光にスズメのモチーフが躍動的に輝いていました。こうやってテーブルセッティングと一緒に見ると、当時のスタイルがいかにかっこよかったのかがよくわかりますね。展覧会が終了してオルフェに戻ってきたら、天井の補強をしてでも、絶対に吊ってあげようと思いました。

図録からの写真を拝借してディテールをお見せしておきます。

他に貸し出しをしているものもちょっと紹介しておきます。

会場を出た後に一枚撮ってみました。なんとなく会場の雰囲気がお解りいただけると思います。

カーマスコットの展示ケースみえますか??それに、うーんと遠くにアルジェのシャンデリアがあるのがわかりますか??けっこうたくさんの人がお見えになっていました。会期は間もなく6月16日で終了です。萩の町もとても素敵ですから、是非お出掛けください。展覧会の詳細はオルフェのHPの表紙に出ていますから、それを参考になさって下さい。もし、萩は遠すぎるとおっしゃる方は、7月7日から、東京のパナソニック汐留ミュージアムで巡回展を開催しますから、そちらのほうにお出かけください。

萩のまちの様子は次のブログでアップしますので、お楽しみに。 ts

 

 

 

 

 

Your Comment

 

右の文字を入力 captcha