前回のブログで紹介させて頂いたカラフと同デザインのグラスも入荷致しました。ボール部、ステム部、フット部全て型吹き成型で作成された軽やかな仕上がりです。カラフとセットで手にすることが出来た幸運に感謝です。

一番大きなサイズのグラスにはカラフ同様2体のグリフォンが彫り込まれています。サイズの違いからかカラフと意匠は少し異なります。ライオンがいませんね。

フット部にもカラフ同様のお花モチーフのグラヴィールが入ります。

一番大きなサイズのグラス以外はまた少し異なる意匠がはいっています。カラフボディ部中央にいた生物にどことなく似ている気がします。鳥の頭のようなデザインですね。

1878年のパリ万博で出品されたこの作品群。グランプリを獲るべく当時のバカラ社の技術の結晶をつぎ込んだお作品だったのでしょう。王家の象徴として愛されたグリフォンのモチーフは当時のバカラの気迫が感じられるようです。