2015.9/5.

ラリックとススキ

9月に入り、急に秋めいてきました。

夜は少し肌寒い日も多くなってきましたね。もう夏は終わってしまったようです。

 

さて今回のお花はとても秋らしいものになりました。

前回のお花は西洋ススキのパンパスグラスでしたが、今回は本物のススキです。

夕日を浴びて金色に輝いています。足元の葉っぱはキイチゴです。

 

秋になると道端にたくさん生えているススキですが、こんな風に生けられるとまた違って見えてきますね。

素朴な日本の秋の草花と、ラリックの花器との取り合わせが面白いです!

こんなさりげない草花さえも魅力的に見せてしまうラリックの花器は本当に不思議ですね。。(もちろん、岸さんがデザインされているということを忘れてはなりませんが!)

ラリックの花器は特にお花が生けられてこそ映えるような気がします。

乳白色のオパルセントガラスも水が入るとより際立ち、陽の光を受けて表情が刻一刻と変わっていくのがわかります。

ぜひ暮らしの中でラリック作品を楽しんで頂ければ幸いです。

 

フラワーデザイナー:岸勝人さん website : 岸勝人花事務所

花器:ルネ・ラリック「バッカスの巫女」1927年

花材:ススキ、キイチゴ

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