2015.2/27.

春よ来い!! 椿ごよみ

気が付けばもう一日で寒かった2月も終わりですね。本当に今年の冬は厳しかったですね。でも心なしかここ数日、何となく暖かな日が続いたと思えば、僕の部屋のベランダの椿達が急に咲き始めました。

まずは、羽衣。江戸時代からある、古典椿ですが、蓮華咲きといって、八重咲きのひとつのタイプで、花弁と花弁の間がすけている。 花弁が少し中折れしてゆるく反っていて 彫りが深く立体感のある咲き方の椿です。優しいピンク色の清楚な椿です。本来なら、もう少し遅く3月末位に咲くのですが、今年はなぜか2月に咲きました。

そして、タマアメリカーナ。この椿は昭和22年に長崎の五島列島で発見された原生椿が園芸品種化された「玉の浦」がアメリカに渡り、さらに品種改良された大輪の八重の椿です。

まずはその原種、玉の浦をお見せします。

この小さな椿がアメリカに渡って、こんなに大きな花に生まれ変わったのです。白の覆輪の美しさはちゃんと継承されていますよね。

 

更に卜伴椿。これも江戸時代からある古典椿。黄色い蕊(しべ)の部分が白色に弁化してフリフリのレースのようでしょ。江戸時代からある古典種とはとても思えない、華やかさがありますね。

最後に岩根絞り。

今年の冬のあまりの寒さで葉がかなり焼けてしまったので、思い切って切り花にしました。大輪の紅白絞り。これぞ日本の椿というくらいの古典中の古典椿。みごとです。

また、ちょっと冷え込んで来たので、この後の椿はもう少しあとになりそうです。僕の椿狂い当分終わりそうもないです。 ts

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