2012.2/9.

バリ島のレストラン事情 by ts

2月のある日、休みを取ってバリ島に行ったのですが、バリのレストランが今すごい事になっているので、今日はそのレポートをします。バリ島の料理なんて、インドネシア料理だからたいしたことないと考えている方も多いと思います。ところが今、そのレストラン事情が大きく変わりつつあります。

実は僕はバリ島が大好きで毎年乾期の夏に必ず行くのですが、今回初めて雨期に行きました。雨嫌いの僕としては、とても不安だったのですが、雨が降るのは必ず早朝でした。バケツをひっくり返したようなスコールがあり、雨音で目が覚めてしまう程です。でも、10時くらいには日が射してくるので、出かけるのには問題がなかったです。

バリに住む女性の友人達の一番お気に入りのフレンチレストラン、METISをまず紹介したいと思います。すごく眺めがきれいなところなので今回は彼女達とランチをしました。このレストランは、元々人気レストランだったWARISANのシェフが2009年に移転オープンしたレストランです。このフランス人シェフは世界各国のフランス大使館の料理人を経験し、アルジェリアやジャカルタの大使館ではヘッドシェフまでも勤めたすごいキャリアの人です。料理も伝統的なフランス料理ではなく、新しいスタイルの軽くて美しい料理です。

場所は観光の中心地レギャンから少し離れた、田園風景がまだ残るクロボカンというエリアにあります。

まずは外観から。看板です。

通りから長いアプローチを経て奥に見えるのがメインビルです。とても洗練されたバリスタイルに期待が膨らみます。

メインビルに近づきます。オリエンタルムード満点です。

メインビルを抜けるとテーブルが見えます。全てがテラス席です。オープンエアの気持ちいい空間が広がります。目の前には大きな蓮の池が広がります。

テラス席から蓮池の方に歩いてみました。蓮池の向こうには延々と水田が広がっています。間近の花の蕾がとても美しいです。

蓮池からテラス席を眺めてみました。なんだか雲行きがちょっと怪しくなってきましたね。雨にならなければいいのだけれど。

 

ランチは前菜とメインが組み合わされた日替わりランチメニューとアラカルトがあります。

これが日替わりランチメニューのサラダとローストビーフ。 これで¥700.です。信じられます??

アラカルトメニューのツナステーキ。黒胡椒風味。とてもスパイシーでレア加減最高でした。でも、¥600.で食べられます。

チーズバーガーなんてメニューもあります。オーストラリアビーフを使った贅沢なバーガーです。これも¥600.です。

友人達と盛り上がっている様子です。オープンエアがすごく気持ちいいです。

ただ、問題がひとつ。食事の質の高さ、値段は驚きの安さで申し分ないのですが、グラスワイン一杯が食事の代金より高いんです。一番安いもので¥800.もします。この値段はこのレストランの場合だけではなく、どこでワインを飲んでもすごく高いのです。バリは輸入酒の関税が異常に高く、ワインの値段は日本並なんです。もちろん、地ビールのbintanを飲んでいれば一本¥350.で、ものすごく安くつきますが、やっぱりフレンチ食べるならワインですよね。

食事の後、本館にあるギャラリーでオリエンタルなアンティークやアクセサリーなどのお買い物もできます。

多くの人がバリでベストレストランだと言います。本当に大満足のランチでした。  ts

 

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