2014.7/30.

冷たい京都のお祭り!!「みたらし祭」

下賀茂神社 みたらし祭(土用の丑の日7月29日)

京都の夏祭と言えばみなさんよくご存じの「祇園祭」
祇園祭については何度かブログでご紹介をしておりましたが、今回は誰でも参加でき、京都らしい風情を味わうことができる冷たい?祭をご紹介します。

京都、世界遺産、下賀茂神社では毎年7月土用の丑の日に「みたらし祭」という足付け神事が行われています。
これは平安の頃、貴族が季節の変わり目に禊をして罪や穢れを祓っていたところから現在の「みたらし祭」の形として伝わっているものです。

この「みたらし祭」は、下鴨神社の「御手洗池」に裸足で入り膝までを浸して無病息災を願うことから別名「足つけ神事」とも言われています。

私も毎年、健康祈願にこの行事に参加するのですがその様子をご紹介します。


受付でお供え料300円「をおさめ、ロウソクを受け取り ます。靴を脱いで、御手洗池へ

御手洗池にかかる橋の下からいよいよ池の中へ。太鼓橋のような丸い形の小さな橋の下をくぐると先は・・・実に神秘的です。と感じたと同時に「冷たい!」と思わず!!

この御手洗池は 地下から湧き出る冷水が流れているので足がジンジンする冷たさです。透明度抜群ですが、大人の膝まである深さなので冷えてきます。

池の中ほどにある種火でロウソクに火を灯し火 を消さないように進み、御手洗社前の祭壇にロウソクを献灯。そして無病息災を願います。

ここに祀られている瀬織津比売命 (せおりつひめおみこと)は罪、穢れを祓ってくれる神様ですのでしっかりお祈りをします。

祭壇にロウソクをお供えし、池から上がったところでは無病息災のご神水を「鴨のくぼて」という器でいただくことができます。身も心もお清め完了です!

「鴨のくぼて」と呼ばれる鴨葵の紋が描かれたかわいい器は下鴨神社の糺の森で出土した、神前にお供え物を盛る窪手(くぼて)を 模して造られたものなのです。

「みたらし祭」に来れなかった家族の為にとこんな御札?が用意されています。

私も足型の裏に一緒に来れなかった家族の名前と年齢を書いて御手洗池の水に浸け、家族の無病息災を祈ってきました。

御手洗池には一年に一度、この期間しか入ることができません。

冷たい池の中を歩いた後は身体が冷えてしまうのでは・・・と思うのですが、逆に足がぽかぽかとして大変気持ちよく感じられました。

先人の知恵なのでしょうか、無病息災の神事に、なるほどと感じるものがありました。

 

最後に京都のお祭り屋台の人気NO1!!アツアツの前田のベビーカステラも忘れずにいただきました(^^)/

by m.n

 

 

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