2014.6/20.

ホンコンB級グルメ 2 威記粥店

香港の人々の朝は一杯のお粥から始まります。香港の一般的な家庭では朝ごはんは家では食べないようです。麺や粥の専門店で家族で出掛けて、そこで好きな物を食べるのが昔からの風習なのだとか。そうは言っても、香港でもサラリーマンの数がすごく多いので、現代は様変わりをしているとは思いますが、それでも粥店は、ほとんどのところが6時くらいから開けており、朝早くから人々は行列を作ってでも、お気に入りの味の粥店をめざすようです。

香港の友人がお薦めする粥店に朝食を摂りに行ってみました。場所はいわゆる香港の一番のビジネス街のど真ん中、セントラルにあります。高層ビルが林立するその中にも、時間に取り残されたような昔懐かしいような一角がふっと残っていたりしますが、この粥店はまさしくそんな一角の中にありました。あたりには屋台のような店もたくさんあります。

威記粥店。まずは外観から。

決してきれいな店ではありませんが、噂に寄ると香港の政治家や俳優達もひそかに通う有名店だとか。

何種類かあるのですが、漢字が判読不可能だったのと、大好きなピータン粥がすぐにわかったので、迷わずそれを注文しました。注文して一分もかからないうちに熱々のお粥が運ばれてきました。

そしてお粥に欠かす事ができないのが、この中華ドーナッツ。といっても揚げパン。甘くないですよ。これを手で割り入れたらボリューム満点。すっかり香港人気分です。

器とレンゲはもちろんプラスチックです。なみなみの注がれたお粥はトロトロ状態です。すごく長い間炊き込まれたもののようです。底にはたっぷりのスライスしたピータンと豚の細切り肉が入っています。ピータンは火が通ってといっても、黄身の部分はまだドロっとしていて、食欲をそそります。少し生姜味が効いた、さっぱり味。朝の体に優しい最高の朝ご飯です。

それといっしょに香港人が大好きな腸粉(チョウファン)も注文しました。

これは米粉を水で溶いた物を薄く蒸し上げたもので、それをロール状にしていろんなものを巻き込んだ食べ物です。柔らかい中国風プレープのようなものです。僕はチャーシュー入りの物をいただきました。かかっているのはソースと醤油の間のような味のするちょっと甘いソース。

お箸で切ると中は

すごく美味しそうでしょ。本当に美味しいです!!

値段はお粥がHK$18.00. (¥245) 腸粉がHK$20 (¥270) すごく庶民価格です。happy な朝ご飯でした。 ts

 

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