ロシア料理 キャビア編
たった3泊だけの小旅行だったので、そんなに沢山の料理を食べられる訳はないのですが、まずはロシアと言えばキャビアですね。
実は泊まったホテルはサンクトペテルブルクでも、屈指の高級ホテル、Grand hotel Europe でした。このホテルは目抜き通りである、ネフスキー通りから少し入ったところに正面玄関がある、絶好のロケーションにあります。前回、紹介させていただいたエルミタージュ美術館へも、徒歩10分ほどの距離です。
まず、ホテルの全景です。
このホテルの中におそらくサンクトペテルブルク一番と言われるキャビアバーがあります。バーとは言っても、中はちいさなレストランのようです。
夕食前に、ウォッカとキャビアをということだったので、オープンしてすぐの6時に入りました。お客は僕達だけでした。
まず、メニューをご覧ください。
僕たちは一番上にある3つのタイプのキャビアがサンプリングで楽しめるものにしました。それでも、10,000.ルーブル、なんと¥25,000. です。
キャビアは氷を敷き詰めた銀の大きな器の乗ったワゴンからうやうやしくお皿に盛られて行きます。
お皿に盛られた写真です。
右からフレッシュのベルーガ。キャビアの中でももっとも大粒で高級品種ですが、普通は塩漬けにしてあるのですが、これはフレッシュなもので、ロシアでしか食べられない貴重なものです。真ん中が次に大きな粒でちょっとナッツのような味わいのあるオシェトラ。これもフレッシュなものが出されました。三つめはレッドキャビア。いわゆる鮭系のものです。手前のクレープのようなブリーニといわれるものに、キャビアを置き、卵の黄身、白身の細かく切ったものとサワークリームを添えて、くるっと巻いて食べるのが伝統的な食べ方ですが、サービスの方から、まず、左手で握りこぶしを作り、親指の付け根くらいのところにキャビアを少し置いてくださいと言われました。そしし1分待ってから口に含み、味わった後にさらにウォッカを一気に飲むのです。一分待つと、キャギアが人肌のベストな温度になり、ウォッカがキャビアの余韻を口の中にひろげるのだそうです。一応やってみたのですが、正直、あまり意味はわからなかったです。むしろウォッカのアルコールがきつ過ぎて咽が焼けるような気がしてキャビアの余韻を楽しむどころではなかったような気がしました。
優雅なひと時の後、町中のレストランへ出掛けました。その料理のご紹介は次回に。 ts