コペンハーゲン便り5 by ts
コペンハーゲンの街は自転車で溢れています。自動車の数より断然、自転車の数のほうが多いです。コペンハーゲンの街は本当にフラットなので、坂道なんてほとんどありませんから、自転車移動がとても楽なんでしょうね。ほとんどの道路には自転車専用レーンが設けてありますから、自伝車族はそこをガンガン飛ばして走ってきます。自転車専用レーンは歩道のすぐ横にあるので、タクシーなどから降りて、歩道に移動する時に注意が必要です。ドアを開ける前に後方確認をしないと、自転車が猛スピードで突っ込んでくるからです。この街では、自転車に最優先権があるように思います。後方確認をしないで歩道に歩みを進めようものなら、自転車の猛烈なリンリン攻撃にあるか、大きな声で罵倒されてしまいます。
いろいろな自転車を紹介しましょう。
朝8時くらいの市役所広場前。通勤風景なんでしょうね。ものすごい数の自転車です。
おしゃれなお兄さんも自転車です。
日本では今、ロードバイク系のいわゆる、スポーツタイプの自転車が流行していますが、コペンハーゲンの自転車は全く違います。このように、日本でいわば、運搬用のおっちゃんが乗るようなごっついタイプが主流です。籐籠を前につければごっつくとも、とてもおしゃれです。
街中には信じられないくらいの数の自転車屋です。
レンタルバイクだってあります。街のいたるところに、専用スタンドがあって、20クローネコイン(¥300ぐらい)を入れるとチェーンが外れるようになっており、誰だって簡単に借りる事ができます。 そのコインすら、どこのスタンドに返却しようが、ちゃんと戻ってきます。つまり、レンタルバイクは無料なんです!!
これが、レンタルバイクのスタンド。自転車だっておしゃれでしょ。このタイプのものはコペンハーゲン市が運営しています。
それともうひとつ、コペンハーゲン名物の自転車を紹介しましょう。まずは、写真をご覧ください。
これらは、クリスチャニアバイクと呼ばれる、前に大きな荷台の着いた三輪の自転車です。このクリスチャニアバイクもかなりたくさん走っています。荷物はもちろん、子供を乗せて運んでいる親の姿をいっぱい見かけます。
でも、大人だって乗れます。なんせ、100kgまで乗せる事ができるそうですから。
郵便の配達もクリスチャニアバイク!!
クレープ屋台も!
なんとエコな街でしょう。みつけると凄く微笑ましくなります。
売っている自転車屋もみつけました。
価格は、ベーシーックなもので、約18万円!!これにフードなどのオプションをつけるとどんどん高くなるようです。決して安い物ではありません。
最後にかわいい子供を運ぶシーンをみてください!!
この自転車の語源になったクリスチャニアについては、次のブログでご紹介します。お楽しみに。 ts