2012.7/1.

コペンハーゲン便り2 by ts

さて、いよいよ部屋の紹介です。このHotel Alexandraには、classic Danish designer’s roomというカテゴリーの部屋がいくつかあります。その部屋のインテリアは50-70年代の有名デザイナーの家具でまとめられています。僕はデザイナーを指定して事前に電話予約をしました。今回は友人も一緒の旅だったので、色々な部屋を見ることができました。まずは僕の部屋から。このホテルに泊ると決めて、まず、一番最初に予約を入れたのがこの部屋です。

アルネ・ヤコブセンの部屋。オットマンとエッグチェアが部屋のコーナーにあります。そして、スワンチェアが2脚、白いコーヒーテーブルとあわせてあります。床はフローリングでクラッシックなヘリンボーン張り。コーナーラグもシンプルにナチュラルカラーの無地。カーテンもヤコブセンデザインのテキスタイルがあわせてあります。

ベッドサイズにあるデスクには白のアーム付きセブンチェアが合わせてあります。クラッシックな中に見えるシンプルで機能的な美しさ。まるで、この部屋自体をヤコブセン自身がコーディネイトしたようです。

 

次に友人の部屋。

 

なんと、フィン・ユールの部屋。NV-53シリーズの二人掛けのソファとシングルイージーチェアが2脚。コーヒーテーブルも見事にフィンユールです。それも、チーク材。ファブリックこそ張り替えてありますが、立派にオリジナルのニールス・ヴォッダー製です!!

デスクにはエジプシャンチェアです。めったに目にすることができない椅子なのに、この部屋にさりげなく使われています。本当に驚きです。僕の部屋の2つ上のフロアにあるまったく同じサイズのへやですが、絨毯ばりになっており、全く異なった印象でしょ。

 

さらにもう一人の部屋は、デンマークモダンデザインの祖と呼ばれる、コーア・クリントの部屋。

ヤコブセンやフィン・ユールの比べるとかなり重厚なデザインですね。でも、すごくかっこいいです。デンマークのモダンデザインの始まりを感じられる素敵な部屋です。

ベッドサイドの様子です。彼の最も有名な椅子。サファリチェアです。

 

 

 

 

実は、僕は他の部屋にも泊まりたくって、途中で部屋を変えてもらいました。その部屋がこの部屋。

ハンス・J・ウェグナーの部屋。ベアチェアが2脚ドーンと置いてあります。なんと幸せなことか。

 

さらに、各フロアの通路のにも、いろいろな名作椅子がさりげなく置かれています。

ほんとうにすごいホテルですよ。コペンハーゲンに行ったら、是非泊まって下さい。 ts

 

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