2019.7/7.

ギャルリーオルフェ茶会

七夕前夜の7月6日、ギャルリーオルフェにて「ルネ・ラリック 見立ての道具」をテーマに、 武者小路千家官休庵正教授・野津手妙節さんによる茶会が催されました。

 

今回の茶会では特別に、ルネ・ラリック作品を様々なお茶道具に見立てて頂きました。

菓子器として登場したのはラリックの器。
「朝顔」という作品です。

 

こちらは「パルクレット」。
四角い形で、縁に野菊のレリーフが入っています。

 

さて、いよいよお茶を点てて頂きます。
皆さん野津手先生に注目されています。

 

まず目に留まるのは水差し。ルネ・ラリックの「コキール」という作品です。貝殻をモチーフにしたデザインで、オパルセントガラスの青白い色も相まって何とも涼しげです。
そして、茶入として登場したのは「野芥子」。
ラリックの小さな花瓶です。琥珀色のガラスと、モダンなデザインが特徴的です。お茶入にぴったりのサイズでした。

 

 

 

野津手先生の美しい所作、その一つ一つに思わず見入ってしまいました。
本当に清々しい気持ちがしました。

 

お茶会ではラリックの他にも、アンティークシルバーやオールドバカラも登場しました。
こちらは、イギリスのシルバースタンドとシルバートレー。合わせてみると和菓子もいつもとまた違って見えてきます。

 

こんなところにもラリック作品がありました。
「白鳥」の蓋物です。フロスト仕上げのガラスが柔らかな雰囲気です。

 

こちらは「4匹のスカラベ」の蓋物。
大変珍しい作品です。透明なガラスにグレーのパチネ彩色が施されています。

 

 

 

以上、簡単ではありますが、ギャルリーオルフェ茶会のレポートでした。

ルネ・ラリック作品に囲まれた空間での茶会でした。
時空と文化を超えた夢の共演のようで。。大変貴重なイベントになったように思います。

野津手先生、お手伝いの方々、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

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