じき 宮ざわ ランチ
先日、[じき 宮ざわ]さんのランチに行きました。実はオーナーの宮沢さん、間もなく14日にもう一軒お店を出されます。場所は東洞院万寿寺通上るという、今のお店よりももう少し南に下がったところになります。お店の名前は[ごだん 宮ざわ]という名前です。ごだん??だんごじゃないですよ!!お茶事のことばで、正式な茶事が終わった後の、くだけた宴会席を後段と言うそうですが、二件目のお店という意味を兼ねて、食(じき)との呼応をはかった名前にされたようです。
前置きがながくなりましたが、オーナーの宮沢さんは今後はこの新しい方のお店に入られ、今までの[じき 宮ざわ]ではずっとサブで入られていた泉貴友さんが料理長になられます。この日もすでに、泉さんが全てメインで仕切られていました。もう、すっかり引き継ぎできてるようで、今までの宮沢さんのスタイルを周到されたきれいなお料理でした。
全部ではありませんが、何品がご紹介します。
まずは一品目。ホタテの土佐酢がけ。中には水茄子が潜んでしました。器はラリックのtokyoシリーズです。きりっとしててお料理との相性抜群ですよね。
お椀はもちろんハモ!!オクラのすり流しのおつゆ。お出汁がよく効いていてとても幸せ気分です。
お造りはシビ。シビは黒マグロの幼魚です。もっと小さのがヨコワ。大きくなるにつれて名前が変わる黒マグロです。赤身ですが、とてもさっぱりしていておいしかった。土佐醤油の葛よせがかかっています。明代の古染め付け皿が素敵です。
そしてお約束の焼ごま豆腐。あつあつの宮ざわ名物です。
最後にこれも必ず出るひとりなべ。きょうは、加茂茄子とあさり。あさりのお出汁にほくほく加茂茄子。暑い京都だけどとてもうれしいお鍋です。
さらにご飯、水物、そして小最中と抹茶と続く幸せいっぱいのランチでした。
このスタイルは[ごだん 宮ざわ]に引き継がれるようで、今後はもっと、泉さんスタイルのものが加わって行くようです。器類も古い物は主にごだんで使われるようになると聞いています。こちらではどちらかというと、現代作家のものを多く使うようになるそうです。泉さんオリジナルのスタイルがどうなっていくのかとても楽しみです。 ts
下のHPも参考にしてください。