2011.6/29.水
リストランテ・ディ・カッチャトーリ By T.s
先日、友人の誕生日に祇園にあるイタリアンレストラン、カッチャトーリ(CACCIATORI)に行ってきました。 ここはイタリア北部にあるピエモンテ地方の料理を出すレストランです。
オーナーシェフの永田さんは長い間、ピエモンテ地方の有名シェフであるチェーザレ・ザッコーネさんのもとで八年間修行をされて、2008年にここをオープンしました。
レストランの内装はシンプルですっきり、壁もテープルクロスも真っ白!! 床はオイル引きをしたような古い感じのするフローリング。椅子の色だけが白木でとても明るい店です。
テーブルにはアンティックのグラスに小さく花が入れてあるのがとってもおしゃれです。 とっても清潔感溢れたお店です。 バカラとロブマイヤーのグラスに入った写真を載せておきます。
メニューは6,000. と10,000.のコース料理のみで。いわゆるすべてシェフにおまかせというものです。 何が出てくるのかは行ってからのお楽しみです。ただ、苦手な物やアレルギーのある人は事前に伝えておけば、ちゃんと対応していただけます。
誕生日なんで、ばーんと散財して、今回は10,000.のコースを頼みました。料理の特色を一言でいうなら、すごくきれいな料理です。
おどろくくらい色彩のセンスがいい見た目にも美しいセレクトでした。でも、ただきれいなだけじゃなく最高においしいです。 今日のメニューです。格テーブルごとにこのようなメニュー書きが置かれます。
いくつかの料理の写真を見ていただけると僕の言わんとしていることがお分かりいただけると思います。
まずはウサギとキノコのサラダ。オレンジジュースがはいったヴィネグレットドレッシングがとてもさわやかでした。彩りすばらしいでしょ。
次にパスタ2種。
一つ目はシンプルなじゃがいものニョッキ。マイルドなトマトソースがとてもおいしかった。
二つ目はアニョロッティというピエモンテ地方独特の詰め物があるパスタ。いわゆる、ラビオリのようなものです。
上にのったサマートリュフで見えにくいですが、お肉の詰め物がしてありました。クリームソースがとても濃厚でトリュフの香りのとバランスがすばらしかった。
郷土料理なんてとても言えないくらい洗練のきわみのパスタです。
メインのお肉はフランスのシャラン鴨のインパデッラ(フライパンで焼いたという意味だそうです。)ピンク色の肉。
火の通し方も完璧でした。ほんのり甘いバルサミコソースとの相性も抜群!
デザートは季節感たっぷりのアメリカンチェリーのコンポート。
それぞれのお皿のポーションは決して大きくはないのですが、それぞれの皿の完成度は非常に高く、最後にはお腹いっぱいになり大満足でした。
京都のイタリアンというと、いわゆる、今やブランドになっている京野菜をつかったり、和風の食材を使ったしたところが多いのですが、
ここはそういう店とは一線を隔す本格的なピエモンテのリストランテといえるのではないでしょうか。
場所は四条縄手の交差点を少し北に上がった、左側にある小さなビルの中2階です。半地階の着物の小物屋が結構目立つので目印になります。
通りからは店は見えません。階段を少し上がると入り口があります。
京都市東山区大和大路四条上ル常盤町158-2 1F 11:30-15:00(金土日のみ) 18:00-24:00
月曜定休Tel&Fax 075-551-7457
リストランテ デイ カッチャトーリ